アトピー性皮膚炎は、アレルギーの病気の1つです。単にアトピーと呼ばれることもありますが、正確には「アトピー性皮膚炎」と言います。
アトピーとは
アトピーという言葉は、「奇妙な」という意味のギリシャ語atopiaに由来しています。1923年にCocaが本人の家族や親戚などに出てくるこの奇妙な反応を、アトピーと名づけました。そこで、痒みのある湿疹が悪くなったり、良くなったりする病気で、家族に同じような症状がある病気を、「アトピー性皮膚炎」と呼ぶようになりました。
アトピーは遺伝するのでしょうか?
子どもがアレルギーになる確率は、両親ともにアレルギーだと約50%、一方がアレルギーだと約30%、アレルギーのない場合は約10%であったという報告があります。双子についての研究では、遺伝子が同じである一卵性では共にアトピーは77%、遺伝子の違う二卵性では、共にアトピーは15%であると言われています。
従って、アトピーは遺伝しやすいといえますが、当院での治療を受けた患者さんに限って言えば必ずしもそうは言えないと思います。妊娠中に当院で東洋医学のケアを行った患者さんのほとんどの場合で、お子さんにアトピーの症候が全くみられないからです。適切なケアを行うことでアトピーは改善可能だと考えています。また、病気として発症するには環境因子も重要です。最新の研究では幼少期の環境がアトピーやアレルギーの発症に深く関わっていることが分かって来ました。
当院ではアトピーに対する専門治療を行なっています。
よく言われる事ですが西洋医学での治療は対症療法です。原因がわからないまま治療を行なっているのです。軽症のアトピーでステロイドが寛解する例があるのは否定しませんが、実際は難治性アトピーの多くのケースで、ステロイドに依るアトピーの増悪や、副作用によるQOLの低下など、問題の多い治療が多く行われているのが実際です。そして西洋医学はアトピーやリウマチなどの膠原病や自己免疫疾患に対して根本的に治す治療ではありません。
当院では東洋医学と代替療法、温熱療法のすべてを使ってアトピーの根治を目指して取り組んでいます。 実際にステロイドやプロトピックなどの免疫抑制剤を使用している患者さんが当院の治療と食事療法、漢方治療、温熱療法で脱ステロイド、脱プロトピックに成功される例が多々あります。当院ではステロイドを一方的に否定する事はありません、確かに軽症であればステロイドで早期に治る可能性もあると思います。しかし、当院で治療している患者さんは長期間にわたってステロイドを使用することで、治るはずの皮膚病が治らなくなってしまった患者さんです。薬物には副作用もありまた、ステロイド耐性が付くことで治りにくくなってしまった患者さんが多々いらっしゃると思います。しかしどんな状態の患者さんでも東洋医学、代替療法、温熱療法の粋を使って自然治癒力を最大限に強化することで改善は可能だと考えます。
当院のアトピーに対する治療の最大の特徴は10年前からHSP(ヒートショックプロテイン)を誘導するために炭酸泉を使った全身温熱によるHSP誘導治療を行なっていることです。この治療法の最大のメリットはステロイドやプロトピックのような副作用が全くないことです。のみならず当院ではアトピーは鍼灸治療や漢方薬、栄養療法と組み合わせると根治可能な疾患と考えて取り組んでいます。
こんな方にお勧めです
ステロイドの副作用に苦しまれている方
かゆみで眠れない方
アトピーを根治したい方
脱ステロイドを希望されている方
プロトピックの副作用に苦しんでいらっしゃる方
長期使用によりステロイドが効かなくなってきた患者さま
寛解を増悪を繰り返されている方
子供にアトピーのある方
子供にアトピーを遺伝させたくない方
