- 足が動きにくいので歩くことが億劫だ
- 体の筋力が低下してきた
- 家族の介助に気を遣ってしまう
- リハビリをするのがつらい
- 片側の痺れが気になる
片麻痺
こんなことがあったら鍼灸で改善するかもしれません
- (1)片麻痺とは
- 片麻痺とは、いわゆる半身不随の状態で、運動時における体の片側麻痺の状態を言います。
片麻痺には「左片麻痺」と「右片麻痺」があります。
それぞれ片麻痺を患うと、以下のような症状が起こります。
右片麻痺にも左片麻痺にも共通して起こる症状:右側半身の運動障害や痺れ、記憶障害、 空間の認知障害
右片麻痺:失語症(話しづらかったり、まったく話せない状態になる)
左片麻痺:空間の認知障害(自分の左側の空間がどのような状況なのか把握することが出来ない。)
このように、片麻痺は脳機能が関係しているため、その機能障害の領域によって、起こる症状が変わってきます。 - (2)片麻痺の原因
- 原因は、主に脳や脊髄にあって、脳内出血や脳腫瘍、脊髄腫瘍などで脳の組織の一部が機能しなくなることで引き起こる症状です。
主な原因は、以下の通りです。- 脳梗塞、脳出血、脳卒中などの脳血管障害や、くも膜下出血や脳腫瘍など
- 頭蓋骨骨折などの頭部外傷
- 硬膜下血種・・・脳を包む硬膜と脳との間に血が溜まったもの
- 神経ベーチェット病・・・無力感、頭痛、神経質、眠れない
- 日本脳炎・・・発熱・意識障害・頭痛
- 多発性硬化症・・・しびれ、歩行への障害、視力の低下
- 筋萎縮性側索硬化症・・・全身の筋肉が痩せてしまい、力が無くなってしまう
- 脊髄の損傷など、脊髄性の腫瘍や外傷が原因の片麻痺→脊髄空洞症(手や腕の麻痺、温かいや痛いという感覚がなくなる)など
- (3)一般的な片麻痺の治療方法
- 片麻痺自体の治療に関しては、医療機関でリハビリなどの機能回復訓練や鍼灸院での鍼灸治療を行って、症状の改善を目指すのが一般的です。
その他、片麻痺による高血圧や高脂血症などの合併症に対しては、投薬治療を行っていきます。
したがって、片麻痺の治療としては、片麻痺自体の治療を行うと同時に、合併症を引き
起こしている場合においては、投薬治療で改善していくというのが一般的です。 - (4)当院における糖尿病の治療方法
- 自律神経免疫療法に対しては、温熱(炭酸泉、灸)、鍼で対応します
患者様の状態を見させていただいた上で以下の施術から最適なものをご提案させていただきます。
温熱での施術
- 1.炭酸泉(HSP)
- 温熱に関しては、体に温熱刺激を与えることで、細胞を保護しようとヒートショックたんぱく質という細胞が出てくることが研究によってわかっています。
このヒートショックたんぱく質は、細胞が傷つくのを修復する役割を担っています。
ですから、何らかの病気にかかったときも、ヒートショックたんぱく質によって免疫機能が回復され、組織の壊疽などの回復をも促します。鍼での施術
- 2.YNSA(山元式新頭針療法)
- YNSA(山元式新頭針療法)とは、宮崎の医師「山元利勝」先生に師事して習得した新しい鍼灸の治療方法です。
全世界で1万人以上の医師が実践している治療で、日本人鍼灸師としては、私が初めて
習得しました。
歴史的には、脳卒中やマヒを目的として1960年代に焦氏頭皮鍼、1970年代に朱子頭皮鍼が開発されました。
ただし、この技術は再現性が低く、技術の習得が難しく、伝承も困難でした。
ところが、朱子頭皮鍼をベースに日本人である山元先生が40年近く、独自の反射区を研究されて脳祖中や片麻痺、パーキンソン病、リウマチ、めまい、耳鳴りなど、整形外科疾患などのあらゆる疾患に対し、再現性が高く、非常に効果があるYNSA(山元式新頭針療法)を開発しました。
山元先生は、7大陸全てに招待され、ブラジルではYNSAに保険が適用するにまで発展しています。また、山元記念クリニックというのがあり、ブラジルの医師が毎年何十人も山元先生の下に勉強しています。
2010年には2回もハーバード大学に招聘され、講演も行っています。
YNSAは頭皮に鍼を打つことで脳に直接作用するので、顕著に効果が現れます。
その他にもYNSAは手術された方にも良いです。
膝の手術をされた方の脚の痺れはその手術紺が影響を与えている場合があるので、直接その手術痕に刺激をすることによってたちどころに問題のあるところが回復していきます。
ヘルニアの手術痕も下肢の痺れの原因であることが多く、同じく手術痕にアプローチすることで改善されるケースもあります。
脳出血の方も同じように、脳の手術後の痕にYNSAでアプローチすることで麻痺が改善するということも珍しくありません。